澄家換気

「澄家Eco」換気システムの概要

■最も効率のいい換気とは

冬の換気による熱損失は18%以上

冷暖房時に換気をすると、室内を暖めた(冷やした)エネルギーを捨てる事になります。
ですから、換気で汚れた空気だけを排気し、エネルギーは交換(捨てずに回収)するのが、無駄のない効率の良い換気といえます。
次世代省エネルギー基準の断熱性能の家で、熱交換をしない第3種換気システムだと、換気による冷暖房エネルギー損失の総冷暖房のエネルギーに対する比率は16%にもなります。
換気による冷暖房エネルギーのロスを、全熱交換器型の『澄家Eco』換気システムでは、総冷暖房エネルギーの6%程度に抑える事ができます。


日本の気候には湿度を調整できる換気システム

熱交換型の換気システムには、熱のみを回収する顕熱交換型と、湿気などの水蒸気を回収する潜熱交換型の2種類に分けられます。
欧州では前者の顕熱交換型が普及しているのですが、これは年間を通して比較的適度な湿度環境であるので温度の調整だけで快適な室内空間となるからです。
一方、日本の夏は蒸し暑く、冬は過乾燥となるので熱だけでなく湿度のコントロールが必要ですので、潜熱交換型を推奨します。
【欧州の気候】
→ 冬は寒いが湿度が高い。
→ 夏は暑いが湿度が低い。
熱のみを回収する顕熱交換型換気が適します。

【日本の気候】
→ 冬は寒くて湿度が低い。
→ 夏は暑くて湿度が高い。
熱と湿気を回収する全熱交換型換気が適します。

東京の夏はパリの夏より湿度が高く、冬は乾燥してします。
換気には全熱交換型が適しているのが分ります。

花粉除去率は99.8%!!

高機能花粉フィルターで花粉を99.8%除去してから、室内に新鮮な空気を入れます。また、ダニやホコリなどのアレルゲン物質は、足元の高さ30cmにほとんどが集まると言われています。それらを、床面にせっちされた室内排気口から、確実に除去します。

花粉フィルターの『PM2.5』の除去率は約98%

今や日本人の約6人に1人といわれる花粉症。春先にはスギ・ヒノキ・秋はブタクサなどが花粉症を引き起こしています。また、秋はダニなどハウスダストによるアレルギーガ増える季節です。夏に繁殖したダニの死骸や排泄物が家の中にたまる時期とも重なり、花粉症の人の多くは、ハウスダストにもアレルギー反応を起こすと言われています。

「澄家Eco」換気システム 空気の流れ

■高性能花粉フィルター
新鮮な外気を床下に取り入れます。 花粉を99.8%除去する花粉フィルターを採用しています。日常のメンテナンスは、家の周りの環境によって差がございますが3~4ヶ月をめどに中性洗剤を入れた湯で漬け置き洗いをして頂きます。 販売価格は、送料込みで¥3,150(税込)と経済的です。

■給気
外気は高性能フィルターを通しファンで床下に給気します。第1種換気でありながら、各居室までの給気にはダクトを使用しないので、第1種換気の弱点でもある、給気ダクト内の汚染の心配がありません。

■室内空間
ダクト は排気のみです。ダクト内部で汚染された空気がそのまま室内に給気されることはありません。

■排気経路
VOCや埃は全て空気よりも重いために排気は床の排気口から行うのが理想的です。「澄家"E"換気システム」でも居室、洗面室・納戸・押入れ・下駄箱及びトイレなどの床面から効率的に排気します。

■全熱交換
住宅用としては最も大面積の熱交換素子を装備しており、高い全熱交換(温度・湿度の交換)率があります。 更に室内から排気される空気はアルミダクト内を流れるので、床下空間内では、若干ながらも熱交換を行い、エネルギーの無駄がありません。

■排気
排気はチャンバーで一ヵ所に集約され排気口から外部に排気されます。この排気を空調機の室外機に直接吹き付けます。これによって室外機は冬は暖められ夏は冷やされることによってヒートポンプの熱変換効率を高める事も可能です。 積雪のある寒冷地では排気される熱をドアの前に吹き付けることで若干の融雪効果もあります。